戦場の旗手

ホロスコープの勉強ブログ

トランジットとプログレス 2024年3月4日

12ハウス乙女座土星について調べていた時に気になった一文。

思考優位でなんとかしてきた方ほど、トランジットで土星が12ハウスに巡ると辛いはず。

「トランジットで土星が12ハウスに巡る」とはいかなる状態のことを言うのか? 土星が次のサインに巡るならわかるのだが……

 

ホロスコープ」「トランジット」で検索すると「占星術で時期を読む時に使う手法」という記事が多くヒットした。

トランジットとプログレスがあるらしい。

トランジットは、ある日時における実際の空の配置。
プログレスは、出生からある年数経過した後のその人の天体の配置。

 

とりあえず自分のネイタルチャートに本日のトランジットを表示させてみた。

土星を探してみると、6ハウスの魚座にいた。
ということは、「トランジットで土星が12ハウスに巡る」とは、ネイタルチャートにトランジットを重ねたときにトランジットの土星がネイタルチャートの12ハウスに入ることを言うのだと理解した。自分の場合は土星は12ハウスから出発しているのでサターンリターンだが、ほかのハウスから出発している場合は12ハウスは単なる通過点である。

土星の公転周期は約29.5年なので、自分の場合は約15年後。

 

トランジットでは主に公転周期が長い天体から公転周期が短い天体への影響を読むという。確かに公転周期が短い天体は配置が目まぐるしく変わるので、スナップショットを撮るのでもなければそれが妥当なように思う。

 

トランジットの木星天王星は8ハウス。継承や相続の部屋。

第8ハウス(室)は、物質・精神両面で、多大なプレッシャーと変化をもたらし、有無を言わさない変容のハウスです。(中略)第8ハウス(室)は、受容的に「与えられる」のではなく、強制的に「授かる」や「継承させられる」といった意味合いを持ちます。

という、少しおどろおどろしい説明がある。トランジットの木星以降の天体は、太陽、月、アセンダント、MC、ドラゴンヘッドなどは特にアスペクトを形成していないように見える。

 

ついでなのでプログレスも自分のネイタルチャートに重ねてみた。

 

プログレスチャートの読み方では太陽・月・水星・金星・火星といった動きの速い天体が重要になります。

注目したいのは一年で約12〜15度動くプログレスの月、次に一年で約1度動くプログレスの太陽。

とくに月はもっとも速く動くので、プログレスチャートの読み方の中心です。

プログレスではトランジットとは全く違う読み方をする。
確かに、土星以降ほとんど動いていないので、特に読みようがない。

だから進行図で読めるのは、基本的には火星まで。太陽、月、水星、金星、火星までが進行図で読める天体と言うことです。そのほかの天体はサインやサビアンシンボルが変わった場合に読みます。

このほか、プログレス法では
・プログレスの月や太陽が入る星座やハウス
・ プログレス天体のサビアンシンボル
も、読み方のポイントになります。

とのこと。

 

自分のチャートだとネイタルの太陽とプログレスの月がもうすぐコンジャンクションになりそうな気配がする。そのほかに太陽、月、アセンダント、MCなどとのアスペクトはなし。ホロスコープ的には比較的穏やかな時期……なのだろうか?

プログレスの太陽は9ハウス双子座、月は7ハウス牡羊座。水星、金星、火星は8ハウス牡牛座。第8ハウスにわちゃわちゃ集結しているようなイメージ。

 

プログレスの太陽は双子座0度33分と、ちょうど双子座に入ったばかりのようだった。プログレス太陽の節目。ネイタルの太陽は牡羊座16度なのだが、プログレスで考えるとプログレス太陽が牡牛座にいた期間が人生のほぼ3分の2くらいを占めていたのかと気づく。
プログレス太陽が8ハウスから9ハウスに移動したのはもう少し前(だと思う)。

 

プログレス太陽のサインが変わる時、人生のチャプター(章)が変わるぐらいの「節目」になる(中略)。

サインの変わり目とともにハウスの変わり目も大事です。(中略)ハウスが変わった時、人生の目的もシフトしたと分かることでしょう。

あまり実感はないけど、人生のチャプターも目的も比較的最近シフトしたようである。なんとなくわかるようなわからないような……

12ハウス乙女座土星

冥王星が第1ハウスにあったり、トランスサタニアンが第1~第3ハウスに入っていることから、普通ではない自分自身を自覚していますが」
というポストを見た。
自分もトランスサタニアンが第1~第3ハウスに入っている(冥王星が第1ハウス、天王星が第2ハウス、海王星が第3ハウス)。海王星の影響が全天体で2番目(計算方法によっては3番目)に強い。
インスピレーションを活かして輝く、金運が予測不能なエキセントリック野郎……

 

このポストを見て以来、なんだか自分の土星が気になっている。
自分のホロスコープの中では土星の影響はむしろ一番弱い(らしい)。
土星の影響は弱いがなんとなく気になるので、乙女座土星はどんな感じなのか調べてみた。

 

土星乙女座の特徴
・批判精神
・物事を深く考えすぎる
・細かいことが苦手
・ルールに縛られすぎる
・実務や地道になにかをやる事に苦手意識
・不健全な完璧主義
・小さなことに囚われすぎる

乙女座が土星の人は、有能である自分以外のものを怖がり、うまくやれない場合は自己嫌悪感に取りつかれ自分は価値がない人間だと思いこんでしまいます。

割とその通りでぐうの音も出ない。

ところでアスペクトをアスペと略するのは要らぬ誤解を招く原因になるのでやめたほうがいいと思うのだが、ホロスコープ界隈では割とメジャーな言い方なのだろうか。

 

その(自分を厳しく鍛え上げる)過程において生じる批判精神は、自身を厳しく律するだけでなく、周囲のだらしなさや、改善欲求や完成度の低さにも向けられて、目についたものを痛烈に批判するようになるかもしれません

有能さや実用性を高めることは大切ですが、その背後に「それができなければならない」という恐怖や緊張といった強迫観念がある場合は、それをしっかりとキャッチして、失敗を自分にゆるす必要もあるでしょう

はい……

 

乙女座土星の人への課題は『自分は周囲の期待に応えられる』という自信を持つこと。(中略)自分が有用か無用かを気にしすぎず、素直に自己を他者に役立てること

これはずっと自分の課題である。いまだに克服できていない。

(乙女座土星の人は)特に、安定した居場所を確保することがポイントになる

の部分には苦笑してしまった。今の今までまったく縁がない……

 

 

そして、その土星が12ハウスにあるということはどういうことなのか。

天体は、自分の中にいる個性ある10人の役者のようなイメージです。
サインは、それぞれの役者が演じる役どころをあらわします。(中略)
ハウスとは、役者が演じる場面をより具体的に表現するのに欠かせない背景・セットのようなものです。(中略)それぞれ役者の個性や人生のイベントがどんな場所・シーン・方法で発揮されるのかを象徴します。

第12ハウスがあらわすのは、潜在意識・実体のない世界・スピリチュアル・イメージです。

第12ハウスに土星がある人は、見えない世界を形にすることに興味を持ちます。(中略)

目には見えないけど「理にかなっているかどうか」、「信用できるかどうか」を土星は常に考えています。(中略)

また、判断基準をあらたに作り出そうともします。

12ハウス乙女座土星を総合的に評価すると、有能・有用であることを最重要視し、実務に長けた乙女座土星の個性が発揮されるシーンが、潜在意識や実体のない世界ということなのか……?

よく見たら12ハウス(と6ハウス)はダブルハウス(一つのサインに二つのハウスの境界線がある状態)だった。自分のチャートでは4ハウスと10ハウスがインターセプトで、インターセプトがあるならダブルハウスがある可能性も高くなるのは道理だが、これの解釈は今は措く。

 

 

12ハウス土星について調べていた時に気になった文。

魂を意識することで、人生に安定感をもたらす、とも解釈できます。
魂とは自我を超えた要求をしてきます。そのため「直感」が一番の魂との結びつきを強くします。(中略)
思考優位でなんとかしてきた方ほど、トランジットで土星が12ハウスに巡ると辛いはず。それは「魂の声」をあまり意識してこなかったからともいえるでしょう。魂は人間的な損得は考えていません、経験を求めています。

意識するとかしないとかではなく、物心ついたときから割とそのような感覚はあった。魂の進みたい方向へ進むしかなかったわけだが、冥王星水瓶座時代に入ったせいもあるのか、最近ほうぼうで「あなたの魂の方向へ進むのが吉」と言われて戸惑っている。

でも12ハウス土星は「魂の声」に合わないことを「削ぎ落とす」とも言えます。だからこの時期に離れたり失うものは、これからあなたがより充実した人生を生きるためのヒントになります。

 

 

これからの水瓶座冥王星時代は自分の個性を生かして生きたいように生きて行くというテーマが出て来ますが、自分がどう在りたいか、どうしたいか分からないという人は、もうやめたいことをやめる、在りたくない在り方をやめるというところから始めても良いです。

やめたいことをやめることでやりたいことや在りたい在り方が 自然に見えて来ることもあります

自分も「こうはなりたくない」を考えたほうが「こうなりたい」が見えるのが早かったなことはあったけど……

天体とハウス

各ハウスにどの天体が入っているかでその人生における特徴の現れ方を見ていく。

天体がどのハウスに入っているのかは見ればわかるが

ちょっと混乱するのが

「ハウスのカスプの前5度以内にいる天体は、次のハウスにいるとみなす」

というハウスカスプの5度前ルール。

「ハウスカスプの5度前ルールが当てはまるのは、

必ず、天体とハウスカスプが同じサインにいる場合だけ」

ここがちょっとわかりにくかったが

「天体がハウスカスプのすぐ後ろ(≦5度)にいても、

天体とハウスカスプが違うサインの時はこの5度前ルールは適用されない」

ということだと理解。言っている内容自体は同じなのだが。

自分のチャートで言うと、水星と木星

水星は双魚宮25度43分、第7ハウスのカスプは双魚宮29度7分なので

この水星には5度前ルールが適用されて水星は第7ハウスになる。

木星巨蟹宮29度14分、第11ハウスのカスプは獅子宮1度40分で

サインが違うのでこの木星には5度前ルールは適用されず

木星は第10ハウスに留まる。

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ホロスコープは一週間でどの程度変化するのか?

ある時点での運勢とか、運勢の流れをホロスコープで見るということに興味が出てきたのですが、ホロスコープというものは一週間でどの程度変化するのか全く見当がつかなかったので、一週間分のチャートを並べてみました。巷でよく見かける太陽星座ごとの週間占いとか月間占いとか、皆様どうやって見てるんでしょうか?

CW17-week

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IC/MC/Dsc

このブログのタイトル「戦場の旗手」は射手座26度のサビアンシンボルで、この度数は自分のチャート(訂正前)のICです。特にこのサビアンシンボルに思い入れがあった訳ではなく、自分のサビアンシンボルの中で一番タイトルとして無難そうだったのが選んだ理由です。

ICは、ラテン語でimumu coeli(天の底)という意味で

ICとは生まれた時の天底、つまり天頂(MC)の逆、地面の一番下を示します。精神世界を意味します。その人の性格や家庭環境などが表されたりします。しかし、最も個人的な部分でありますので、外に出ていることはあまり無いでしょう。親しい人、家族だけが知っているような姿だったりします。中には、年を重ねて、早いと20代、もしくは中高年の頃になってくると、ICの星のイメージがMCのように社会的な面、外面に出てくる人もいるようです。

ということですが、それは具体的には「どういう状況があると安らぐのか」「それができなければ他のことが何にもできない」という形で現れるようです。

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ドラゴンヘッドとドラゴンテイル

Astro My Chartではデフォルトで表示してくれるTrue Node、これは北の交点、ドラゴンヘッドのことですね。ちなみにドラゴンテイルは南の交点です(追記: 二つの交点のうち、北向きに交差する点を昇交点、南向きに交差する点は降交点と言うようです)。どちらも実在の惑星ではなく、計算によって導出された月の軌道と太陽の軌道の交点です。"True"と言われても北なのか南なのかわからなかったのは内緒です。(自分でドラゴンヘッド=真正月節って書いてた)

自分のチャートではドラゴンヘッド冥王星と、ドラゴンテイルは太陽ととてもタイトなセミセクスタイルを形成しています。ドラゴンヘッドとかドラゴンテイルとかってアスペクト見るんですかね。わかりません。

ドラゴンヘッドとはどういうものかというと「その人が輝く『スタンス』」なんだそうです。「ドラゴンヘッドサビアンが示す”スタンス”でいられる時、その人はイキイキとして、輝いている。周りから見ても、楽しそうで、魅力的に見える」と。

というわけで、さっそくドラゴンヘッドサビアンを調べてみました。

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